SERVICEギフテッドのこだわり

ギフテッドという名に込められた想い



息子が6歳の時にアスペルガー症候群とディスレクシアと診断され、治りません、ずっと苦労するでしょう、と医師から告げられ、困惑と絶望のうちに辛い日々を送っていました。
そんな中、海外に行けば必ずしも希望がないわけではないと聞き、スイスのインターナショナルスクールで行われているサマープログラムに参加しました。その最終日のパーティーでのことです。
隣に座っていたアメリカ人のお母さんが息子を見て「あなたのお子さん、日本人なのに英語がとてもじょうずね、珍しいわ~」と話しかけてきたのです。
しかし当時息子の状態に悲観的だった私は、喜ぶこともなく「でも息子はアスペルガー症候群とディスレクシアを持っているんです」と答えました。
するとためらうこともなく彼女の口から出てきた言葉は「そうなの?じゃあギフテッドね!将来が楽しみじゃない」というじつに明るく希望に満ちたものだったのです。
「アスペルガー症候群を持っていながらあれだけリーダーシップをとれて、ディスレクシアを持っていながらあれだけ英語でコミュニケーションをとれている。それってジーニアスじゃないの!」と当たり前のことのように言ったのでした。衝撃的でした。
その時にはまだギフテッドという言葉の意味はよくわかりませんでしたが、とにかく悩むようなことではない、むしろ楽しみなことじゃないかという前向きなとらえ方に、アメリカは進んでいるなと驚きました。
この時に、それまで折れてしまいそうだった私の心にしっかりと支えができたのです。楽観的でいていいんだ。希望があるんだ。そのことがどれだけ親にとって力となることか・・・。
ギフテッド(Gifted)。それはつまり特別な能力という贈りもの(ギフト)を授かった子という意味。

私はこれを決してこじつけや慰めの言葉だとは思いません。凹のある子たちには凸もあるのです。凹が大きい子ほど凸も大きいような気がします。
エジソンもアインシュタインもスティーブ・ジョブズも私たちにとっては偉人ですが、近くにいた人たちにとってはむしろかなり困った人たちでもあったようです。

ギフテッドに来る子たちは、決まって自信がありません。
いつも「ふつうの」子と比べられて、あれができないこれができないと劣っていることばかりを指摘されてきている子たちです。
ですが、何人もそういう子たちを見てきた私は知っています。自信はなくても能力がないわけではないのです。
むしろ必ずと言っていいほど、おとなを唸らせる何かを持っているものなのです。
「ふつうの」子に勝る部分があるのです。
私は、その何かを見つけてあげるのが最大の喜びです。
意地でも見つけてやる、いつもそう心に決めてその子のギフト箱を探っています。

そもそも、生まれてくる子たちは皆、親にとっての大切な「ギフト」だと思います。
ギフテッド。スクールを始めるにあたり、これ以上にふさわしい名前は思いつきませんでした。

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