Advisers

アドバイザー

竹田 契一

大阪教育大学名誉教授
大阪医科大学LDセンター顧問
ギフテッド顧問

発達障がい、学習障がいのある児童生徒の中には、
元来持っているポテンシャリティが高いにも関わらず
学校、社会で十分その能力が発揮できず自信を失い
不登校になっていくものが少なくありません。

下津浦さんはこのような環境にある発達障がい児、学習障がい児への関わりに特別な才能を持っておられます。
その才能とは、学業の分野に限るものではありません。
芸術、音楽、クリエイター、研究者など、さまざまな可能性を子どもたちは秘めています。
ひとつでも得意なものがあれば、自信を持ち、それ以外の学習にもやる気を出すものです。
そうしてたくさんの子どもたちの心に光を照らし、才能を育んできました。

下津浦さんとは出会ってから8年になります。
非常に熱心で、アメリカでの勉強会にもご同行いただきました。
これまでの間は下津浦さんと「ギフテッド」の成長を見守ってきました。
このたび、その「ギフテッド」が新しく変化を迎えると聞き、正式に顧問に就任することになりました。
よりよいスクールとなるよう、できる限りの支援を約束いたします。

玉井 浩

大阪医科大学
LDセンター長 小児科教授

ギフテッドによせて

知的障害はないのに、読み書きや計算ができない子ども達、いわゆるLD(学習障害)児に対する教育方法は、これまで日本の学校教育の中には確立されておらず、手探りの状態が長く続いていました。

学びたいのにうまく学べない、隠された才能をうまく発揮できない子ども達の自己肯定感をなんとか高めようと、海外に目を向けて多くの実践を取り入れ独自にユニークな専門プログラムを作り上げられたのが、このギフテッドです。

私たちLDセンターでは、医学的診断を背景にディスレクシアの研究と実践的学習指導を行っていますが、子ども達への想いは、ギフテッドとまったく同じです。

ギフテッドでの活動がさらに発展し、多くの子供達が救われることを願っています。

佐藤 裕幸

学校法人 大阪YMCA
理事 事業統括

YMCA学院高校はYMCAのネットワークを生かした多様な生徒たちの学校です。

  • あなたのペースであなたらしく過ごせます。
    今のあなたと仲良くなれること、また新しいあなた、ちがうあなたとの出会いを願っています。
  • 一人ひとりを尊重し、大切にそしてみなさんを信頼する。
    そのことを前提とした、自由ひらかれた楽しい学校を目指します。
  • 進む路について、いろいろな人と、ともに考えられることを願っています。
    そして夢と希望が持てるように応援します。
  • イエス・キリストの愛と希望の生き方に学びます。
    あなたとあなたの周りの人を生かし、ともに生きる社会をめざします。

これはYMCA学院高校の教育方針です。

金子みすずさんの詩にみんな違ってみんないい、とあるように一人ひとりの多様性を生かした学校です。
YMCA学院高校ではこれまでの環境や学習の仕方がその生徒の個性を育てることにならなかったことにチャレンジしています。これらはギフテッドが子どもたちの「個性」を「特性」として「ギフテッド」として育てること同じと考えています。

鍛治田 千文

学校法人 大阪YMCA
事業責任者

パンを焼くとき、小麦粉だけでは十分に膨らまずパンは美味しくはなりません。
小麦粉にイースト菌を入れることでふわふわでおいしいパンができます。つまり小麦粉だけ純粋なものだけでは美味し くならないのに、違うものを入れることによってパンは大変美味しくなります。
学校現場で考えると同じ学力、同じ目的を持った人たちの集団では授業はやりやすいかもしれません。

でもいろいろな人がいることが、豊かな暖かい空間になるとYMCAは考えています。ともすれば忘れがちになる違うことが豊かであるということを日々の中で大事にしています。

多様な人がいることが神様が願う、暖かい豊かな社会になると考えているのです。
YMCAが創る学校はそのことを大切にし、一人ひとりが認められた空間で起こる様々な体験が、人を育てるチャンスになると考えています。

ギフテッドの皆さんとの出会いはYMCAとってもかけがえのない出会いであり、誇りです。